1998年式LANCER EVOLUTIONⅤ 2000GSRです。当時のWRCグループAでの大活躍と派手なガンダムルックに惹かれ新車で購入しました。1992年に発売されたLANCER
EVOLUTION(CD9・通称EVOⅠ)からすると5代目となります。フルモデルチェンジでEVOⅣ(CN9)となりましたが,EVOⅤはトレッド拡大のためのオーバーフェンダーやブレンボの大容量ブレーキが搭載され,まったく別物になりました。型式もCP9となり,一気に性能アップしました。
EVOⅤが最後という噂もあり,馴染みのセールスの方にお世話になりました。結果的には,EVOⅩまで進化しましたが,WRCグループAのベースとなったのはCP9が最後となりました。EVOⅤベースのグループAマシンは,マキネンとバーンズの快走でドライバーズとマニュファクチュアのダブルタイトルを三菱にもたらしました。
ハンドリングはシャープでキレがありますが,リアが流れやすいのが欠点です。18年目になりますが,加速やハンドリングについてはまだまだ現役です。ちょっと神経質な操縦性が欠点となり,EVOⅥでは穏やかな方向にセッティングし直されたというのは有名な話です。そのため,メーカーはわざわざEVOⅤ仕様のサスもメーカーオプションで用意していました。
EVOⅩと比較すると,うるさくて乗り心地が悪いですが,シャープな操縦性(ちょっとスリリングですが…)と軽さは魅力です。乗っていて面白いという点では,EVOⅤが上です。
APEX製の機械式ブースト計からオートゲージ製の電子式ブースト計に交換しました。イグニッションONで針が振り切れ,バックライトが点灯してブースト圧が表示されます。ステアリングコラムからダッシュボードに移動したことで,視認性がよくなりました。