これが現在の仕様です。アルミホイールは特別装備のツーピースタイプです。30年近く前には,ディッシュタイプが流行っていました。ライト周りは一新し,IPFのマルチリフレクターヘッドライトに,IPFスーパーオフローダー900H4クリアとなっています。
車内はサイドサポートの痛んだラリーアート製のレカロシートを外し,ケーニッヒ(これも座面が傷んでいますが)に交換してあります。ステアリングはナルディのウッド。あとはPNDと追加メーター,1DINのオーディオくらいが変更点です。
1988年式PAJEROメタルトップワゴン2500GL パリ・ダカール スペシャルです。大ヒットした初代PAJEROですが,初期型は2300ccのディーゼル・ターボを搭載していました。マイナーチェンジで,2500ccディーゼル・ターボ(4D56)を搭載し,85PS(net)/20.0kg・mのスペックとなりました。
1988年のマイナーチェンジで,リアスプリングがリーフからコイルになり,インタークーラーが搭載され,馬力とトルクがアップしました。このパリ・ダカールSPは,マイナーチェンジ直前のモデルがベースになっており,リアスプリングはリーフサスでインタークーラーは付いていません。エンジンフードにはインタークーラーへの吸気口がなく,すっきりしています。
初代PAJEROには,キャメルSPやロスマンズSPの限定車がありましたが,このパリ・ダカSPは記録に残っていません。トップグレードのXLではなく,その下のGLがベースになっています。したがってパワーウインドウは付いていません。しかし,ラリーアート製のレカロシートやスキッドプレート,リアLSDや強化サスなど走りに特化したパーツが装着されています。
父親が新車で購入し,亡くなるまで19年間乗っていました。しばらく登録抹消して家に置いていましたが,そのまま朽ち果てるのに忍びなく,再登録しました。ターボの交換やオイル漏れなどのトラブルがありましたが,あと1ヶ月半で2年となります。トラブルもほぼ出尽くし,高速道路では100km巡航も余裕です。ブースト計を取り付けましたが,Maxで0.7のブースト圧がかかっています。
※写真は復活直後の状態です。現在はIPFのマルチリフレクターヘッドライト+HID,スーパーオフローダーH4バルブのフォグ/ドライビングランプが付いています。
復活から2年,約1万キロ走行しました。車齢28年のクルマをファーストカーとして使っていますが,とりあえずこの2年,致命的なトラブルはありませんでした。
とはいえ,経年劣化からは逃れられません。今回の車検では,フレームが錆びて穴が開いたところをふさいでもらいました。マフラーは穴が開いたところを溶接でふさいでもらいました。
次の車検はマフラー交換とフロントのショック交換となりそうです。とりあえず,これであと2年は乗れそうです。