潮汐と地震
アポロの月探査隊が月面で頻繁に起こっている微細な地震を観測しています。
月は地球を公転する27日に同期した左回り自転をしています。さらに、月には地球による潮汐作用も、大きい地球が相手ゆえ 強力に働いています。つまり 逆回りの喧嘩なので 微細地震の原因になるでしょう(15と20に詳細))。
地球の地震について、、、月の微細地震の例も参考にして、マグマに対する「公転速度差の作用(潮汐の原因となる作用)」について考えてみます。
地震の原因は、大陸やプレートの移動、マントルの降下隆起、火山など多々考えられるでしょう。加えて、潮汐の作用は 太陽と月と地球が一直線に並んだとき、マグマを横に流そうとするす働きが最大となります。
潮汐は月の引力や潮汐力が原因ではありません(20に詳細)。地球の地震の引き金も それらが原因ではありません(19に詳細)。マグマの流れによる圧力上昇や圧力低下が 発端ではないでしょうか。
マグマの粘性や地殻に密閉されている分、潮汐よりこちらのほうが影響は大きいかと思われます。
地殻の下側の地形を知ることができれば、激しいマグマの流れも知ることができ、あるいは地震の予知に役立つかもしれません。
最近の地震をいくつか載せました。海洋震源地は位置の特定とデータ入手がむずかしいので陸地での発生をを記しています。
地震発生の時間と当地の月の南中時間を比較しました。地震発生時間と月の南中が重なればビンゴ、4~6時間の前後差であれば論拠なし、3時間以内の前後差であれば研究価値ありでしょう。
1995年
1月17日 5時46分 阪神・淡路大震災・M 7.3
<南中時刻がわかりません、ゴメンナサイ>
2004年
10月23日 10時13分 新潟県中越地震 ・M 6.8
<同日の新潟県の月の
南中20時03分は12時間を引くと8時03分が地球の真裏での南中時刻となり、
2時間10分後>
2008年
6月14日 8時43分 岩手・宮城内陸地震・M 7.2
<同日宮城県の月の
南中20時17分は同じく真裏の8時17分で
26分後>
2011年
3月11日 14時46分 東北地方太平洋沖地震・M 9.0
<同日の宮城県の月の
南中16時15分で
1時間29分前>
3月12日 3時59分 長野県北部で地震・M 6.7
<同日の長野県の月の
南中17時18分は同じく真裏の5時18分で
1時間19分前>
3月15日 22時31分 静岡県東部で地震・M 6.4
<同日の静岡県の月の
南中20時02分で
2時間29分後>
4月11日 17時16分 福島県浜通りで地震・M 7.0
<同日の福島県の月の
南中17時44分で
28分前>
6月30日 8時16分 長野県中部で地震・M 5.4
<同日の長野県の月の
南中10時42分で
2時間26分前、2時間以上も前の意味は、マグマが動き出してほどなくであり、非常に不安定である場所と考えられますね>
記
太陽がどの位置にあったかは、地震発生時刻を見ればおよその位置が想像できます。太陽は月ほどには影響していないように思われます。
2012.5.30
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