じつは月だけではないのですね
太陽系の惑星にある衛星128(個?)のうち、23の衛星が常に親惑星に同じ面を向けているとあります。(2004年の天文年鑑)
これって、つまり公転1回につき自転1回となっていることですネ。
ほとんどが大きな衛星で、観測が難しいその他は未確認となっています。
これだけ同じような現象に直面すると偶然では済まされないですよね、これは何かありそう!書物も情報も見当たらないので逞しく考察してみました。
惑星を回る物体は惑星からの距離によって公転の速度が決まっていて、物体の重量には関係せず、惑星に近いほど速く、遠のくほど遅い、惑星の重さに見合った決められた速度があります。
どなたもご存知のことではありますが話の順序として‥。
土星には有名な輪があり、これは大小の岩石や氷が無数に散在して写真ではとても神秘的です。この岩石も土星に近い内側は、外側よりも速い速度で土星を回っています。
無数の岩石は、外側になるほど回る速度が少しずつ遅れますが、それぞれが土星との距離を変えずに回るため、有名な7つの環はいつまでも変化することなくその存在が保たれていますね。
この輪がもし土星からもっと もっと離れたところであれば、輪の内側と外側の公転の速度の違いは小さいものとなりますから、公転のズレよりも岩石同志の引力のほうが勝ってしまいます。
この岩石群はおのおのがその重力に引かれて、はたまた公転の速度の違いにより いずれ出会い集まり衛星を形成することになります。
衛星を形造れなくなるほど土星に近づいたギリギリの位置をロッシュの限界というのも、すでにご存知のこと。
この衛星が自転をするのは、形成するときに岩石の落ち込みが衛星の中心をはずれることによって起こる回転などが原因となるでしょう。
衛星は岩石や氷の集合体ですので、先の輪に置き換えて考えてみますと、自転とはひとつの岩石が輪の幅の中を内側に行ったり外側に行ったりしていることになりますね。
公転の速度の違いで成された最後のあるべき姿が輪の動きですから、異質の動きですよね。
異なる動きが遭遇するとお互いに修正力(破壊力)として働くことになります。交通事故もそう。
それでも自身の引力で球体は保たれるが、公転の速度を維持するための位置保持を許す限りに取り入れて動きを修正すると、衛星を構成する部分部分は親惑星からの距離を変化させないということに行き着きますね。
自転は最初の起動力だけで持続的注入はないとすれば、自転はいずれ修正されてしまうのでしょう。
ですから近来の参加衛星を除き、太陽系の他のすべての衛星も常に親惑星に同じ面を向けているのでは‥。
きっと!
火星と木星の間にある小惑星帯の個々もすべて太陽に対して同じ面を向けているのでは‥。
きっと!
続きがあります「15→月の自転と公転なぜ同期」。
2008.1.18
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