23・潮汐力の おかしいところ

潮汐理論のどこがおかしいのか

1・天体の回り込み落下

  
天体(隕石など)は慣性速度だけで宇宙を進んでいましたが、地球に近付いたために地球と引力による引き合いが始まります。引き合いの黒矢印と、慣性速度の黒矢印は、合体して ひとつの速度(朱色)になります。

2・つり合いの成立

 
地球と月が つり合えば、合体した速度は角速度となり、つり合う相手に角速度を与え合います。以後は一定距離を保ち続け、周回する角速度運動は 存在の前提になります。その上で 慣性速度や落下速度を持ち出すと重複になります。

落下は絶えず方向が変わるため、図の落下速度は一定の時間を溜めて表示しています、ために同じ長さですが 加速度には違いありません。障害や抵抗のない落下を「自由落下」とも呼びます。

3・引き合いが大小する説

  
地球の月に近い方がより強く引っ張られ、遠い方は取り残される。現在の主流となっている説です。地球と月が互いに周回している上でのことですから 黒矢印(引力)を二度使いしています。
つまり 誤論でしょう。

4・引き合いと遠心力の説

  
周回は方向を内に変えながらの速度ですから加速度です、慣性速度ではありません。引力と遠心力で つり合うというのであれば、方向変更のための引力がありません。どうやって周回するのでしょうか。地球と月の共通重心関連の遠心力を言う説は 事実と理論の両方で正しくありません。

5・つり合えば周回以外の作用は存在しません

  
宇宙に浮いている地球と月が周回を続けられるのは、角速度以外の運動をしていないからです。また、楕円の公転があっても復元して周回が続くのは、その間に如何なる矢印(黒)も存在していないからです。
太陽への地球・月の運動も角速度運動です。天の川と太陽系も…

角速度は 引力が構成要素になっていますから、距離の違いによる引力の大小が反映されます。詳しくは 18 を御覧ください。

更に…
現実と合致していない潮汐理論を、静力学的潮汐論(平衡潮汐論)や動力学的潮汐論などで 時間が合わないことの追加説明をしていますが、これでは二重の誤解になってしまいます。
問題は元の理論にあります。


   2021.2.11

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