黒点の正体
太陽は自転しています。地球の自転のような全体同時回転するのではなく、流体の惑星の自転と同様な、赤道を最速にして極方向にいくほど低速になっています。太陽は中も外もすべてガス体の構造ですからそのような自転動作になります。
黒点が左から右に移動してゆきますので、太陽の北極から見ると自転は左回りしています。
黒点は表面を覆い尽くす粒状斑が何かの力によって吹き飛ばされてできた穴と見られます。
穴の中には太陽の本体が見えています。それが黒一色(色?)であるのは、本体である元素に電子が付随していない、完全電離の元素ばかりであるからでしょう。プラズマではないのでしょう。
電子を持たない元素は光などの電磁波を発生したり反射させることが出来ません(単独の自由電子も同様です)。それがゆえに黒く見えているのでしょう。
紫外線や赤外線や可視光線などを発生できません、しかしその位置の物質の運動量(高温と同義)は粒状斑より高いはずです(43や45を御覧ください)。『温度が低いから暗く見える』というのは誤りでしょう。
地球では赤道から 8度〜16度ほど少し離れた緯度で台風が発生します。サイクロンもハリケーンも赤道から少し離れた位置で発生します。
地球の左回りの自転速度が最も速いのは赤道です。緯度が南北に行くほど実質自転速度は小さくなります。地球が球体であるためです。
赤道から南北に少し離れた位置での自転速度の僅かの違いが上昇気流を渦にします。北側であれば左回りの台風となります。
コリオリの力が渦の原因ではないでしょう。左回転の板の上でボールを転がせば、どの方向に転がせてもボールは右にカーブします、その反作用ということではないでしょう。台風では発生後の右回り進路がコリオリに充当するでしょう。
黒点が出現する位置は太陽の赤道から少し離れています。…となれば、、太陽での低気圧が渦になり、台風よろしく、高い上空へ舞い上がる強風が粒状斑を吹き飛ばしてしまったのではないでしょうか。
地球では低気圧の影響範囲は大気の厚さ約 13kmでしかありませんが、太陽では遥か下までガス体ですから深い場所からの上昇であれば、ガスの吹き上げは 激しい旋回を伴うことも無く 遥かな上空へ達するでしょう。
太陽の上空に吹き飛んだ電離元素ガスは瞬時にコロナ層の自由電子を取り込み発光可能となって大きなループを描いて再び太陽に落下します(プロミネンス)。もちろん重力による動きと考えられます。
下記のリンクで黒点の位置をお確かめください。
<リンク:太陽黒点の画像集>
太陽の磁気が事細かく紹介されていますが…機器による観測やデータの取得が実際に行われたのでしょうか?
磁気は原子核周回電子が持っている性質です。鉄やニッケル辺りの原子番号位置の金属は、電子の周回位置、6、7、8、9、10、11、12番目は特に軌道に空間余裕があって電子のスピン軸の方向を変えやすくなっています。
それらの位置の電子は離れた別の場所の電子の方向に共鳴して自分も方向を揃えてしまうそうです。特定の元素の特定位置の周回電子だけに見られる遠隔作用だそうです。
太陽では表面といえど4000度〜8000度の高温です。電子は高温の環境では上記軌道に安居できないため磁気はできにくくなるでしょう。私達の知る鉄磁気は1000度になる前に消えてしまいます。
太陽の内部が数百万度で 中心部が1500万度であるなら、存在するイオン化している(と言っている)金属は、通論で言うところの磁気を作れないでしょう。当然のことながら内部が完全電離元素であるなら磁気は最初から成立しません。
電子を持つ重金属元素が太陽表面に多々存在すると、私は考えますから極磁気くらいは存在するだろうと思います。
しかし通論では上層に存在するのは水素と若干のヘリウムだけとしています。高温水素の環境でいかにして磁気が出来るのか或 いは帯びるのか たいへん疑問です。
高温の水素やヘリウムのガスが、何処かで発生した磁気を受け継ぎ、重層にねじれたり、部分的に N・S方向を変化させる、などという通論は不可思議としか思えません。
太陽表面上に見られるプロミネンスの動きは磁気に従うのではなくて、太陽内部の低圧ガスによる吹き上げと、太陽重力による落下ではないでしょうか。
2017.12.23
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