55・宇宙で最速の情報伝達


宇宙の不偏


宙に存在する銀河は 観測可能な限られた範囲では果てしなく続いており、今のところ数千億光年先も同様であるだろうと想像するしかありません。仮りにそうであるとすれば、宇宙全域でなぜ同じことが同時発生しているのか気になります。観測する方向により、初期に近い宇宙や後期の宇宙などがあって当然だと思います。しかし何処も同じです。

宇宙の何もない場所から何かが生まれて、永い時を経て恒星や銀河に成長していったとするのは誤りではないでしょう。陽子や電子の集まりが恒星となり、恒星から多元素の物質が生まれ、物質は更に 惑星や恒星や銀河へと生まれ変わります。

もし宇宙のAという場所でそれが起こったとすれば、後々それがBの場所に運ばれ、次にCの場所へ、と伝わっていくでしょう。それであれば A・B・C に於いては 後期・中期・初期 が観測されるハズです。でもそのようにはなっていません。いずれも同じ姿に見えます。

人が観測できる距離(例えば130億光年)では距離的に短すぎて違いが現れない、、1000億光年もの距離であれば何か違いが見えるのかも知れません、違いは無いかも知れません。きっと同じ光景が続いているような気がします。

そのように想像すると、銀河が成長する最初の、極々以前の陽子と電子の誕生の情報はどのようにして数千億光年の距離を、たいした時間もかけずに伝わっていったのか、大変不思議に思えます。情報が伝わればこそ 隔絶の地でも陽子と電子の誕生や構成が可能となっているに違いありません。

もし情報が宇宙空間を伝わったのではなく、自然発生する出来事なのであれば、物質世界の広さは無限大ということになります。これを楽しいと思うか、気味悪いと思うか、アリエナイと思うか、、私は3番目ですが、、

このことで宇宙には光より速く進める速度が存在する、とも思いました。これは今も否定しませんが、もうひとつ別の事象が見つかりました。

ールス・ボーアのエンタングルメントと言われる 電子が持つ事象です。それによりますと、ペアにした電子は共通の性格を保持する、といいます。

この片方の電子を取り出して隔離し遠く離れた場所に移します。元の電子に違う状況を与えると、何もしない遠く離れた場所の電子も揃って同じ行動を見せるそうです。

物質が大きくなると電子の数も多くなり電子一つ一つの量子的曖昧さは消えてそれぞれは物として個別の行動をするようになるそうです。

(※)わかりやすい説明は「 エンタングルメントの動画 」で確認ください

(※)エンタングルメントは「 量子もつれ 」と和訳されています…ウィキでの説明

人の五感から宇宙の事象まで あらゆる出来事はすべて電子の為せる技です。陽子と中性子の行き来も電子の仕業です。核子は単なる重石、と言ったら怒られるかも知れませんが。

電子は光速を遥かに上回る速度で宇宙の彼方へ飛んで行くのかも知れません、きっとそうでしょう。もし光速を越える超光速で電子が飛翔したならばその軌跡と電磁波は我々の視線から消えてしまいます。観測することが出来ませんから そうなります

結局のところ超高速で動くものは、利用もままならない、存在しても実質存在しないのと同じ、ということなのでしょう。宇宙には超高速で動く電子とその電磁波が別途存在していて、宇宙を飛び交い情報を移動させているのでは。。


銀河までの距離

近くにある銀河に於いては、銀河の中で点滅する変光星を観測することで、銀河までの距離を決めていています。それが難しい遠方の銀河は赤方偏移で大まかな距離を決めています。

宇宙には取り立てて大き銀河はありません。ハッブル宇宙望遠鏡などによる遠方銀河の写真を見ても 銀河の大きさは 概ね似かよったものです。

提案ですが、、、その銀河の差し渡し観測視野角を銀河までの距離としてはいかがでしょうか。観測時の倍率がわかっていますから 遠方の銀河は こうするのがよほど正確な数値が得られると考えるのですが。複数銀河の平均値であれば格段の精度となるでしょう、いかがなものでしょうか。

   2017.10.9 

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